2025-07-28
オーストラリアに来てまず最初にしたことの一つ。それは何といっても家探し。
そして家探しにつきものなのが、家の内覧、その名もインスペクション(Inspection)!
当たり前ですが、日本の内覧とは少し違っていて、不動産屋さんに行って条件を伝えるといくつか候補を見せてくれて、よさそうなのがあったら内覧に連れて行ってくれる。。。なんてことはありませんでした!基本的には自力で物件を探し出し、インスペクションという名の内覧イベントに参加して申し込みを出します。初めてのときは仕組みがわからず右往左往したものです。今となればいい思い出 🤣
インスペクション(Inspection) とは、賃貸物件の「公開内見」のようなもので、不動産会社が指定した時間に合わせて、誰でも物件を自由に見に行ける仕組みです。
事前に予約が必要な場合もありますが、基本的には 15 分間だけなど、短時間かつ複数の人が同時に見るという形式が多いです。
オーストラリアに来て数日で体験したインスペクションでは、まず以下の点に驚きました。
インスペクションは基本的に 1 回きり。
一回しか見られない、しかもわずか 10〜15 分程度。その割にみんな 5 分くらいでさらっと見て出ていく。
1 回目のインスペクションで決まらなければその後も続けてやったりしますが、人気の物件などはすぐに決まるので、チャンスは 1 回だけ。
同じ時間に他の人もたくさん来ている。
まるで物件の「公開イベント」のよう。
特に最近は家探しが難しくなっていて、いい物件にはたくさんの人が押し寄せます。
家の前に長蛇の列ができていることも!
申し込みは早い者勝ちではない。
一番早く来た人が有利というわけではなく、申し込んだ人の属性(収入、職業、家族構成など)で選ばれる。
日本人は割と家を綺麗に使う人が多いようで、同じような条件だった場合でも日本人という理由で選んでもらえることもよくあるそう。
これまでいい印象を与え続けてくれた先人の日本人の方々に感謝ですね
実際に参加したときの流れはだいたいこんな感じ。
事前にオンラインでスケジュール確認
不動産ポータルサイト(realestate.com.au や domain.com.au など)で、気になる物件の Inspection 日時を確認します。
だいたい土曜日にインスペクションを実施する会社が多いです。
特に土曜日の 10 ~ 12 時頃には人気物件が多い印象。重なって行けないのは悔しいので二人で二手に分かれることもありました。
指定の時間に物件へ
時間通りに行くと、すでに他の見学者が数人。物件前でスタッフさんがリストにチェックしてくれます。
時間になっても不動産会社のスタッフさんが来ないというのもよくある話。
不動産会社は一日に沢山のインスペクションを抱えています。一人のスタッフさんが何件も担当していて、前の物件で時間が押してるのかも。
だいたいは数分待つとスタッフさんがやってきます。
もし時間通りに行ったのに、他の人もいない、スタッフさんもいないというときは、早めに中に入っている可能性も。
直接インターホンを押すか、電話をかけてみると見つかります。
短時間でチェック
玄関からリビング、バスルーム、キッチン、ベッドルーム…と、駆け足で一通り見ます。質問があるときはその場でスタッフに聞きます。
インスペクションは前の住人が入居中に行われることも多く、その場合は家具は付いているのかなども聞いた方がいいです。
我が家はそれで失敗した経験があるので、特に前の入居者がいる場合はよく確認した方がいいですね。
気に入ったらすぐ申込み
インスペクションが終わると、すぐにオンラインフォームなどで申請。申込書にはパスポートやビザ、収入証明などを添付します。慣れてくると繰り返しなのでどうってことないんですが、このオンラインフォームが結構な量。最初はこの書類を揃えるのにも一苦労でした。Bank Statement という銀行の残高証明的なものとか、どうやって手に入れるねんっ?とアタフタしました。
早い物件では、土曜にインスペクション → 日曜日お休み → 月曜か火曜には申込みをチェック → 水曜にはオファーして決定。とすぐに決まってしまう場合もあるので、申し込みに必要な書類関係は前もって揃えておきたいですね。
オーストラリアでは住みたい家が見つかるまで、何件もインスペクションに行くのが当たり前です。
逆に言えば、すぐには決まらないという前提で、気になる物件にはこまめに足を運ぶことが必要です。
最初は文化の違いに戸惑ったオーストラリアのインスペクション。でもじっくり自分たちの条件に合う家を探したい人にはぴったりですね。
最近は人口増に対して、住宅の供給不足が問題となっており、ブリスベンやシドニーのような都市部では、なかなか家を見つけられないそうです 😨
皆さんは海外で家探しをしたことがありますか?
オーストラリアでの家探しは大変ですが、それも含めて良い経験になっています。