2025-07-25
オーストラリアの多くの図書館では、赤ちゃんと保護者を対象にした無料のプログラムBaby Bounceが開催されています。
赤ちゃん向けの歌や手遊び、簡単な絵本の読み聞かせなどを通じて、音と言葉のリズムに親しむことができる時間です。
英語が第一言語でない私のような親にとっても、現地の文化に触れられる貴重な場となっています。
私がオーストラリアで Baby Bounce というプログラムの存在を知ったのは、長女が 0 歳の頃、シドニーでのことでした。
乳児健診で訪れた建物の中に図書館があり、偶然「Baby Time」という催しがあることを知ったのがきっかけでした。
参加申し込みなどは必要なくて、時間になったら、図書館の児童書コーナーになんとなく人が集まりだします。大きな図書館だと別部屋でやってるところもあるようですが、何となくベビーカーが集まり始めるので、分かります。図書館の係りの人がやってきて、ちょっと Baby bounce の紹介をしてくれて、歌が始まります。初めて聞く歌がほとんどでしたが、中には歌詞は英語だけど曲は知ってるものも。日本語の「きらきら星 ⭐」は「Twinkle Twinkle Little Star ⭐」でした。参加していた他の親子は楽しそうに手をたたいたり、身振り手振りを交えて一緒に歌っていたので、見よう見まねで一緒に手を振ったりしてみました。
最初は歌詞が全然分からなかったのですが、図書館で歌った歌を家に帰ってから YouTube で検索してみたりして、少しずつ馴染んでいきました。
このプログラムの魅力は、歌や絵本の読み聞かせを通して、赤ちゃんとの時間を穏やかに楽しめること。自宅での育児にこもりがちな毎日の、ちょっとした気分転換にもなります。
また、私のようにオーストラリアで育ってこなかった親にとっては、「現地の子どもたちがどんな歌に親しんでいるか」を知る貴重な機会でもあります。ときには他のお母さんとお話しするきっかけがあったり、赤ちゃん同士で触れ合う時間があったり。小さなコミュニティとのつながりを感じられる、あたたかい場所でもあります。
予約制ではないので、何のプレッシャーもなく、行きたい時、行ける時に参加できるのも嬉しかったです。
日本での子育てとはまた違う、オーストラリアならではの子守唄や手遊び歌を知る、良い機会になりました。長女がチャイルドケアに通い始めてからは、自然と足が遠のいてしまいましたが、次女が生まれてからまた通い始めました。今はブリスベンの家の近くの図書館での Baby bounce に、時々参加しています。
図書館によっては、年齢ごとに内容を分けているところもあるようです。
それぞれの発達段階に合わせて構成されているので、成長に合わせて長く通えるのも嬉しいポイントですね。 これからも次女と一緒に、ゆっくりと通っていけたらと思っています。